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令和2年(2020年)1月30日(木)参議院本会議が開催されました。内容は、令和元年度補正予算三案に対する賛成討論です。平成29年(2017年)4月以来の2回目の登壇です。約5分間のスピーチです。
法案は賛成多数で可決しました。
なお、正式な議事録については、国会会議録検索システム(国立国会図書館HP)をご参照ください。
令和2年1月30日 参議院本会議
令和元年度一般会計補正予算、令和元年度特別会計補正予算、令和元年度政府関係機関補正予算、以上の令和元年度補正予算3案の賛成討論をおこないました。以下、山田修路参議院議員の発言内容全文を掲載します。
自由民主党の山田修路です。
私は、自民、公明を代表いたしまして、ただいま議題となりました令和元年度補正予算三案に対し、賛成の立場から討論いたします。
国民の声に耳を傾け、不安を取り除き、安心と安全を守り抜くことは、政治の大切な役割です。令和元年度補正予算案には、困難に対して果敢にチャレンジする方々、将来への不安の払拭に取り組んでいる方々を全力で後押しする施策が盛り込まれています。
「暦の上ではもうすぐ立春だが、待っていられない。一日も早く、春を感じる暖かい補正予算の風を吹かせてほしい」昨年、我が国を襲った台風などの被災地を含む全国各地から、こうした声が聞こえてきます。
昨年末まとめられた経済対策は、安心と成長の未来を切り開くものであり、令和元年度補正予算の執行は、その実現のために不可欠なものです。
安倍政権下で、GDPは名目、実質共に過去最大規模、6年連続で今世紀最高水準の賃上げ、税収も過去最高の水準になるなど、実績が上がりました。経済再生なくして財政再建なしという姿勢が正しいことを示しており、本補正予算案もこの考え方にのっとっています。
以下、本補正予算に賛成する理由を申し述べます。
1点目は、自然災害からの復旧復興の加速に加えて、防災・減災、国土強靱化の強力な推進、さらには家畜疾病への対応強化など、幅広く国民の安全、安心を確保するための予算が計上されている点です。
昨年の台風15号や19号を受けての治水対策、無電柱化の推進、道路網の不通区間の解消、被災した中小企業や農業ハウス等の再建に向けた支援策、安全保障環境や頻発する自然災害に対応するための自衛隊の安定的な運用態勢の確保、さらには豚熱、アフリカ豚熱など家畜疾病への対応強化など、いずれも国民の皆様の安全、安心を守るためには迅速に講ずべき施策が確保されております。
2点目は、中小企業・小規模事業者の生産性向上のための環境整備や農林水産業の成長産業化と輸出力強化の加速など、経済の下振れリスクを乗り越えようとする方々への重点支援のための予算が計上されている点です。
輸出に適した和牛の増産体制の整備、海外需要の創出、輸出対応の食品加工施設等の整備など輸出力の強化、また成長産業化、高収益化の推進のための事業、さらには、中小企業生産性革命推進事業や事業承継支援、加えて就職氷河期世代への支援を加速するなど、地方経済や農林水産業、中小企業・小規模事業者を支える施策を盛り込んでいます。
3点目は、ソサエティー5.0の実現に向けたイノベーションと社会実装の促進、それを担う人材投資、子育てしやすい生活環境の整備など、未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持向上のための予算が計上されている点です。
ポスト5G情報通信システム基盤強化対策やサポカー補助金、児童生徒一人一台端末の実現、物流ネットワーク整備や生産性向上のためのインフラ整備、都市再開発の促進、さらにはキャッシュレスポイントの還元事業など、未来志向で景気を支える施策を講じていく内容となっています。
以上、賛成する主な理由を申し述べました。
多くの皆さんから御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、私の賛成討論といたします。
ありがとうございました。(拍手)