ベトナム訪問

12月9日(水)から12日(土)までの4日間、ベトナムの首都ハノイを訪問しました。
TPP交渉の大筋合意を受けて、与野党合同で、TPP参加国の実情調査を行う調査団に選ばれました。
4日間で、ベトナム政府の農業農村開発省の大臣、商工省の副大臣、投資計画省の副大臣と意見交換を行いました。また、ベトナムの精米業者、米生産法人、コメ輸出を行う国有企業、日本の商社、銀行、大規模小売店の経営者・幹部の皆さんと意見交換をし、また、現地の市場などを視察しました。この調査出張で、以下の点が明らかになったと思います。
(1)ベトナム政府高官は、TPP大筋合意によって、直ちに劇的変化が貿易面などで生ずることはないとしつつ、特に日本からの投資・工場の立地等を期待し、推し進めようとしている強い姿勢が感じられました。
(2)一方で、ベトナムに進出した企業の方々からは、①社会主義の下、様々な分野の規制が多いこと、②法律の運用が不透明であること、などの理由で自由な営業が行いにくい面があるといったお話しもお伺いしました。
(3)また、コメの生産については、短粒種の生産はほとんどなく、品質的にもまだまだ不十分との印象で、ベトナムが短粒種の輸出国になるまでには相当の期間が必要と思われました。
(4)いずれにせよ、ベトナムは、今のところまだ貧しい農業中心の国でありますが、まじめな国民性や政治・社会が安定していることから、今後、経済的に発展する可能性が大いにあると思われました。
なお、5年前、農水省に勤務していた際に、農林水産審議官として、国際会議出席のため、ハノイを訪問しましたが、その時、青森県知事の要請を受けて、「りんごの日本からの輸入解禁」をベトナムの農業・農村開発大臣に要請しました。この度、輸入解禁となり、近日中に「青森りんご」が店頭に並ぶこととなりました。
たまたま、訪問したベトナムで、過去の仕事の結果を受け取ることとなりました。国民の皆さんのお役に立てて、「公務員名利(みょうり)」につきます。うれしく思っています。

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